●日時: 2017年3月25日(土)
● 会場:東京大学 法文2号館 一番大教室 http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_02_j.html ● 参加費: 500円(資料代およびお茶代) ● プログラム: 10:00-10:30 受付 10:30-11:50 植村玄輝(岡山大学)「フッサールによる「世界無化」の考察は何をどこまで示したのか:『イデーンI』§§47–49再訪」(要旨) 11:50-12:30 ミーティング 12:50-13:30 昼食 13:30-14:50 峯尾幸之介(早稲田大学)「M・ガイガーによる価値美学の基礎づけ」(要旨) 14:50-15:00 休憩 15:00-18:00 シンポジウム「知覚は誤らないのか:エコロジカル・アプローチをめぐって」(主旨文) 提題:染谷昌義(高千穂大学)、葛谷潤(日本学術振興会特別研究員)、小草泰(慶應義塾大学) 司会:富山豊(東京大学) 18:30-20:30 懇親会(会場未定) #
by husserl_studies
| 2017-02-14 23:06
| フッサール研究会
日時:2016年11月25日(金)
*開始・終了時間は、下記の仮タイムテーブルから変更される可能性があります。 会場:高千穂大学1号館1階 1103教室 *キャンパスへのアクセスはこちらを、キャンパス内の地図はこちらを参照してください。 報告者:富山豊(東京大学)、秋葉剛史(千葉大学) 企画・司会:植村玄輝(岡山大学) 開催趣旨 今世紀に入ってからのフッサール研究に特有の事情の一つとして、全集『フッセリアーナ(Husserliana)』をはじめとした一次資料の刊行される勢いが明らかに増したということがあげられる。1950年の刊行開始から2000年までのちょうど50年では、(分冊も別々に数えるならば)合計32冊が全集として世に送り出されており、フッサールの一次資料が公になるペースは、平均すると一年に0.64冊でしかなかった(『フッセリアーナ記録集(Husserliana Dokmente)』第三巻として刊行された全10冊の書簡集のうち、索引を除く9冊をそこに加えたとしても、平均刊行ペースは一年に一冊に満たない0.82冊である)。それに対して2001年から2015年までの14年間では、『フッセリアーナ』として14冊、2001年に新設された『フッセリアーナ資料集(Husserliana Materialien)』として9冊が出版されている。つまり今世紀に入ってからは、一年に約1.71冊というそれまでの三倍弱(あるいは二倍以上)のペースで一次資料が新たに登場しているのである。もちろんこれらの資料には分量にも難度にもばらつきがあるため、単純な計算だけから結論を導くことはいささか安易ではある。だがそうはいっても、気づけば次の巻が出ているというここ十年あまりの状況を目の当たりにして途方に暮れたフッサール研究者は少なくないのではないだろうか。これでは全部を読むことはもちろん、読んだふりをすることさえできないよ、と。 以上のような事情によりよく対処することを目的した研究会の第六弾として、今回は『フッセリアーナ資料集』第1巻『論理学:1896年講義』(2000年刊)と『フッセリアーナ』第40巻『判断論についての研究』(2009年刊)を取り上げる。ボルツァーノの大著『学問論』(1838年)をフッサールなりの観点から辿り直す1896年講義を収めた前者は、『論理学研究』で表明される純粋論理学の構想の前史をなす、最重要資料である。また、同講義で論理学の対象として導入されるイデア的な意味とその分類をめぐる議論は、フッサールがその後集中的に論じることになる判断とその志向性に関する問題を(事実上)先取りしている。そして、この問題に深く関連するフッサールの1890年代前半から1918年までの草稿を収めたものが後者である。これらの草稿では、命題の分類、命題と事態、真理と存在、論理学の対象などといった純粋論理学・形式的存在論に属する問題が、判断の志向性に関する分析と密接に関係づけられつつ論じられている。 内容上深い関係にある二つの巻を同時に取り上げることによって、初期から中期にかけてのフッサールにおける学問論・判断論に関する理解が深められることが期待される。当日は、富山豊氏が『論理学』を、秋葉剛史氏が『判断論についての研究』を担当する。 タイムテーブル(仮) 16:00~16:10 司会者による趣旨説明とイントロダクション 16:10~16:50 報告1:富山豊『論理学』 16:50~17:30 報告2:秋葉剛史『判断論についての研究』 17:30~17:45 休憩 17:45~19:00 ディスカッション #
by husserl_studies
| 2016-10-11 21:00
| フッサール研究会特別企画
皆様
第15回フッサール研究会は、2017年3月25日(土)と26日(日)に、東京大学本郷キャンパスにて開催されることになりました。 つきましては、シンポジウムのテーマ・プラン、および、個人研究発表の募集を行います。 以下の要項をご覧の上、ご応募、ご提案をお願いいたします。 特にシンポジウムに関しては、皆様の斬新なアイディア、ご希望をお待ちしております。 -------------募集要項ここから---------------- 【シンポジウムのテーマ・プランの募集】 ★締め切り: 2016年11月15日(火) ★宛先: フッサール研究会連絡係・松井(husserlkenkyukai@gmail.com) ★応募要領: 上記宛先まで、次の三点をお知らせください。 (1) テーマ・タイトル (2) パネリスト・司会者の候補(可能であれば、適任と思われる方のお名前を挙げてください) (3) その他(シンポジウムの内容に関する具体的アイディアなど) ご提案は(1)のアイディアのみでも構いません。また、(3)について詳しい内容をお示しいただける場合は、800〜1000字程度の概要を添えてください。 皆様のご提案をもとに、企画実行委員会での審議の上で最終的に決定とさせていただきます。 その際、ご提案の一部のみを採用すること、また、応募多数の場合には採用を見送ることもありますので、あらかじめご了承ください。 【個人研究発表の募集】 ★締め切り: 2016年12月10日(土) ★宛先: フッサール研究会連絡係・松井(husserlkenkyukai@gmail.com) ★応募要領: 上記宛先まで、次の四点をお知らせください。 (1) 氏名 (2) 所属(無所属も可) (3) 連絡先(メールアドレス、住所、電話あるいはファックスの番号など) (4) 論題と発表要旨(800〜1000字程度) なお応募が多数となった場合は、お送りいただいた要旨とこれまでのご発表実績等に基づいて、発表者を調整させていただきます。あらかじめお含みおきください。 ------------募集要項ここまで-------------- シンポジウム企画と個人発表の応募締め切りが異なっておりますので、ご応募の際はご注意ください。 本メールは転送自由です。皆様のお近くに興味のありそうな方がいらっしゃいましたら、お声かけしていただけますと幸いです。 多くの皆様からのご応募をお待ちしております。 2016年10月3日 フッサール研究会企画実行委員会一同 #
by husserl_studies
| 2016-10-11 20:53
| フッサール研究会
昨年より活動を開始しているThe Open Commons of Phenomenology
http://ophen.org にて、『フッサール全集(Husserliana)』第1巻から第28巻の無料公開が開始されました(編者序文を除く。また、第6巻、第20/1巻、第20/2巻は現時点では公開範囲外)。 以下のリンク先をご参照ください。 http://ophen.org/series-506 #
by husserl_studies
| 2016-04-12 09:56
| その他
研究論文
石井雅巳 「『全体性と無限』における享受論の実在論的読解---レヴィナスはいかなる意味で現象学的か」 加藤康郎 「人はなぜ描くのか---現象学的美学の可能性について」 高山佳子 「フッサールの倫理思想とケアの倫理---ケアの倫理の哲学的原理的探求に向けて」 特集「情動の哲学と現象学的感情論」 陶久明日香 「情状性/気分の規定力」 服部裕幸 「情動(emotion)の問題について」 八重樫徹 「価値に触れて価値を知る---フッサールと情動の知覚説」 特別寄稿 ニコラ・リベラティ(訳:大家慎也・植村玄輝) 「私たちはボーグか?---技術による集合体としての主体をめぐって」 フッサール研究会特別企画「フッサールの新資料を読む」より 葛谷潤 「『知覚と注意』(XXXVIII)に関する報告」 鈴木崇志 「『論理学研究補巻』第2分冊についての報告」 植村玄輝 「フッサールの新資料を読む 『一般的認識論---1902/03年講義』」 八重樫徹 「道徳における客観性と感情---『倫理学入門』を読む」 佐藤駿 「『論理学研究 補巻 第一部』を読む」 松井隆明 「存在と証示可能性 『フッセリアーナ』第36巻『超越論的観念論』を読む」 フッサール研究第13号 2016年3月 目次(PDF版) ★★ 論文の著作権は各著者に属する。また無断転載を禁じる。 凡例 本誌におけるフッサールの引用・参照は、基本的に『フッサール全集』(Husserliana) にもとづく。『全集』の巻数とページ数は、それぞれ大文字ローマ数字、アラビア数 字で示される。(ただし、編者による序文の引用・参照の際には、小文字ローマ数字 が用いられる。)なお、Husserliana Materialien からの引用にあたっては、巻数の前に 「Mat.」という略号が添えられる。 編集:佐藤駿・鈴木崇志 #
by husserl_studies
| 2016-03-08 09:18
| 『フッサール研究』
|
フッサール研究会
連絡先
husserlkenkyukai@gmail.com 〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35 関西大学文学部 三村尚彦研究室内 フッサール研究会事務局 企画実行委員一覧 雑誌『フッサール研究』 ISSN 2432-0552 創刊号(2003.3) 第2号(2004.3) 第3号(2005.3) 第4号(2006.3) 第5号(第4号の再編集版含む)(2007.3) 第6号(2008.3) 第7号(2009.3) 第8号(2010.3) 第9号(2011.3) 第10号(2013.3) 第11号(2014.3) 第12号(2015.4) 第13号(2016.3) 第14号(2016.3) フッサール研究会旧ページ フッサール・データベース 日本現象学会 The Open Commons of Phenomenology カテゴリ
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