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第14回フッサール研究会は、2016年3月11日(金)と12日(土)に、立命館大学衣笠キャンパスにて開催されることになりました。
つきましては、シンポジウムのテーマ・プラン、および、個人研究発表の募集を行います。 以下の要項をご覧の上、ご応募、ご提案をお願いいたします。 特にシンポジウムに関しては、皆様の斬新なアイディア、ご希望をお待ちしております。 -------------募集要項ここから---------------- 【シンポジウムのテーマ・プランの募集】 ★締め切り: 2015年11月15日(日) ★宛先: フッサール研究会連絡係・松井(husserlkenkyukai[アットマーク]gmail.com) ★応募要領: 上記宛先まで、次の三点をお知らせください。 (1) テーマ・タイトル (2) パネリスト・司会者の候補(可能であれば、適任と思われる方のお名前を挙げてください) (3) その他(シンポジウムの内容に関する具体的アイディアなど) ご提案は(1)のアイディアのみでも構いません。また、(3)について詳しい内容をお示しいただける場合は、800〜1000字程度の概要を添えてください。 皆様のご提案をもとに、企画実行委員会での審議の上で最終的に決定とさせていただきます。 その際、ご提案の一部のみを採用すること、また、応募多数の場合には採用を見送ることもありますので、あらかじめご了承ください。 【個人研究発表の募集】 ★締め切り: 2015年12月10日(木) ★宛先: フッサール研究会連絡係・松井(husserlkenkyukai[アットマーク]gmail.com) ★応募要領: 上記宛先まで、次の四点をお知らせください。 (1) 氏名 (2) 所属(無所属も可) (3) 連絡先(メールアドレス、住所、電話あるいはファックスの番号など) (4) 論題と発表要旨(800〜1000字程度) なお応募が多数となった場合は、お送りいただいた要旨とこれまでのご発表実績等に基づいて、発表者を調整させていただきます。あらかじめお含みおきください。 ------------募集要項ここまで-------------- シンポジウム企画と個人発表の応募締め切りが異なっておりますので、ご応募の際はご注意ください。 本メールは転送自由です。皆様のお近くに興味のありそうな方がいらっしゃいましたら、お声かけしていただけますと幸いです。 多くの皆様からのご応募をお待ちしております。 2015年10月13日 フッサール研究会企画実行委員会一同 ▲
by husserl_studies
| 2015-10-13 22:03
| フッサール研究会
2015年12月19日(土曜日)、14時-18時
東海大学高輪キャンパス(4号館2階 4201教室) 企画・司会:*植村玄輝(立正大学/高知県立大学)、八重樫徹(東京大学) 提題者:田口茂(北海道大学)、納富信留(慶應義塾大学)、山田圭一(千葉大学)、佐藤駿(東北大学) 開催趣旨 田口茂氏の『現象学という思考:〈自明なもの〉の知へ』(筑摩書房、2014年)は、フッサールを手掛かりとしながらも、ときに大胆にそこから離れつつ、著者自身の手によって(少なくとも広いいみで)フッサール的な現象学を実践してみせる、意欲的かつ異色の——といって差し支えないだろう——著作だ。不意打ちの生活世界論にはじまり、「物」・「本質」・「類型」・「自我」・「変様」・「間主観性」というさまざまなトピックを順番に論じる本書は、あるひとつのアイディアによって貫かれているように見える。それは、日常的な経験を私たちにとってあたりまえの(田口氏がより多用する言い方をすれば、「自明な」)ものにしているのは、そうした経験のうちで非主題的に流動する現れの運動であり、そこで生じている媒介という現象であるというアイディアだ。これによって驚くべき有機的なつながりを各章のあいだに生み出すことに成功した本書は、まさにそのような特徴ゆえに、入門書としても通用する丁寧さを一方で備えながらも、一筋縄ではいかない濃密な論考となっている。これをフッサール研究会の特別企画で取り上げない理由はない。そこで今回は、古代哲学と現代哲学の専門家として納富信留氏と山田圭一氏をお招きし、本書について、それぞれの観点から論評を行っていただくことにしたい。また、フッサールおよび現象学の研究者を代表して、佐藤駿氏にも論評に加わっていただく(ただしその際、「フッサールとの違いを指摘しても、本書の不備を指摘したことにはならない」(26–27頁)という著者の考えは最大限尊重される)。 プログラム 14:00-14:10 イントロダクション 14:10-14:25 田口茂「自著紹介」 14:25-14:55 佐藤駿「流れと媒介」 14:55-15:25 山田圭一 15:25:14-55 納富信留 15:55-16:10 休憩 16:10-16:40 著者の応答 16:40-18:00 全体討論 提題要旨 佐藤駿「流れと媒介」 山田圭一 納富信留 ▲
by husserl_studies
| 2015-10-01 18:40
| フッサール研究会特別企画
2015年11月6日(金)、18時〜21時
同志社大学 室町キャンパス 寒梅館6階 大会議室 https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/imadegawa/muromachi.html 企画・司会:植村玄輝 報告者:吉川孝(高知県立大学)、*山口弘多郎(大阪大学) 開催趣旨 今世紀に入ってからのフッサール研究に特有の事情の一つとして、全集『フッセリアーナ(Husserliana)』をはじめとした一次資料の刊行される勢いが明らかに増したということがあげられる。1950年の刊行開始から2000年までのちょうど50年では、(分冊も別々に数えるならば)合計32冊が全集として世に送り出されており、フッサールの一次資料が公になるペースは、平均すると一年に0.64冊でしかなかった(『フッセリアーナ記録集(Husserliana Dokmente)』第三巻として刊行された全10冊の書簡集のうち、索引を除く9冊をそこに加えたとしても、平均刊行ペースは一年に一冊に満たない0.82冊である)。それに対して2001年から2015年までの14年間では、『フッセリアーナ』として14冊、2001年に新設された『フッセリアーナ資料集(Husserliana Materialien)』として9冊が出版されている。つまり今世紀に入ってからは、一年に約1.71冊というそれまでの三倍弱(あるいは二倍以上)のペースで一次資料が新たに登場しているのである。もちろんこれらの資料には分量にも難度にもばらつきがあるため、単純な計算だけから結論を導くことはいささか安易ではある。だがそうはいっても、気づけば次の巻が出ているというここ十年あまりの状況を目の当たりにして途方に暮れたフッサール研究者は少なくないのではないだろうか。これでは全部を読むことはもちろん、読んだふりをすることさえできないよ、と。 以上のような事情によりよく対処することを目的した研究会の第四弾として、今回は『フッセリアーナ』第39巻『生活世界:先立って与えられる世界とその構成に関する考察』(2008年刊)を取り上げる。これまでに刊行された全集のなかで分量が一番多い——編者序文と原文校訂注を含むと1000ページを超える——この巻は、メインタイトルからは若干わかりにくいのだが、さまざまなトピックを扱う草稿を収めている。それらの草稿で緩やかに共有されている問題は、この巻のサブタイトルにもあるように世界の現象学的な構成分析である。(この点を少しわかりにくくしているようにも見える『生活世界』というメインタイトルは、おそらく、ここでとりわけ問題になる世界が直観によって与えられ、そのかぎりで学問以前の世界であるためだろう。)本研究会では、この巻を二人の報告者による分担で、二つの角度から取り上げる。まず山口が、前半部(第I–III、V–VI部)を中心に「生活世界と周囲世界」というテーマで報告を行う。次に吉川が、後半部(第IV、VII–X部)を中心に「確実性、真理、規範」というテーマで報告を行う。これらの報告によって、この巨大な巻の見取り図がえられることが期待される。 タイムテーブル 18:00~18:10 司会者による趣旨説明とイントロダクション 18:10~18:50 報告1:山口弘多郎 18:50~19:30 報告2:吉川孝 19:30~19:45 休憩 19:45~21:00 ディスカッション ▲
by husserl_studies
| 2015-10-01 18:36
| フッサール研究会特別企画
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フッサール研究会
連絡先
husserlkenkyukai@gmail.com 〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35 関西大学文学部 三村尚彦研究室内 フッサール研究会事務局 企画実行委員一覧 雑誌『フッサール研究』 ISSN 2432-0552 創刊号(2003.3) 第2号(2004.3) 第3号(2005.3) 第4号(2006.3) 第5号(第4号の再編集版含む)(2007.3) 第6号(2008.3) 第7号(2009.3) 第8号(2010.3) 第9号(2011.3) 第10号(2013.3) 第11号(2014.3) 第12号(2015.4) 第13号(2016.3) 第14号(2016.3) フッサール研究会旧ページ フッサール・データベース 日本現象学会 The Open Commons of Phenomenology カテゴリ
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