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シンポジウムのテーマ:心理療法と現象学
 現象学の精神医学・心理学に対する密接な連関は、これまでも多くの論者によって語られてきたが、近年では、フォーカシング(focusing)という心理技法を提唱した臨床心理学者ユージン・ジェンドリン(Eugene Gendlin,1926-)が、現象学に対して積極的な言及を行っている。ジェンドリンは、ディルタイ、フッサール、メルロ=ポンティ、ハイデガー、サルトルらから強い影響を受け、さらにカール・ロジャースのもとでカウンセリング実習を積んで、「心理セラピーの効果は、身体的に感じられる体験過程(experincing)への直接的照合に依存している」と主張する。現在ジェンドリンは、この体験過程理論をさらに展開した「プロセスモデル」という「新しい哲学」も提唱している。
 そこで、今回のシンポジウムでは、フォーカシング研究の専門家である池見陽氏とフッサール研究会会員2名(村上靖彦氏、企画提案者三村)がパネリストとなり、現在の心理療法(ジェンドリンを中心に)と現象学との接点や協働の可能性について検討したい。

提題者1:池見 陽 (臨床心理学、関西大学臨床心理専門職大学院)
提題者2:村上 靖彦 (大阪大学大学院人間科学研究科)
提題者3:三村 尚彦 (関西大学文学部)
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by husserl_studies | 2009-12-27 13:54
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